需給・地域性を見据えたアクセルコントロールが必要

2007/12/21 金曜日

Filed under: — maetomo @ 16:19:16 業界情報

 (社)日本酪農乳業協会(J-milk)は12月19日、第4回需給等分科会を開き、平成19年度の生乳および牛乳乳製品の需給見通しを決めた。
 今回の需給予測でJ-milkは生産者に対し、①都府県は下期における生産回復で3月の学乳停止期に余乳処理の混乱が発生させないよう、生乳需要を見据えたアクセルコントロールが、②北海道は1月以降にチーズの新・増設工場が稼働することや乳製品需給がひっ迫気味であることを踏まえて、計画生産目標達成向けた着実な取組みが、それぞれ必要だとコメントした。
 以下は、J-milkの発表した予測のポイント。

≪生乳生産動向≫
●北海道8月に15カ月ぶりに増加に転じて以降、2%程度の伸びを示している。今後も増加基調で推移すると見込まれ、第3四半期は94万t(102.1%)、第4四半期は95万5000t(103.0%)、年度計で381万7000t(100.7%)と予測される。
●都府県
直近においても3%程度の減少で推移している。今後も前年水準を下回って推移すると見込まれるものの、昨年度下期に本格的に減産型計画生産に取り組んだ影響もあり、減少幅は縮小すると見込まれる。第3四半期は102万t(97.3%)、第4四半期は107万1000t(99.7%)、年度計で420万7000t(97.3%)と予測される。
※全国:第3四半期196万t(99.6%)、第4四半期202万6000t(101.2%)、年度計802万3000t(98.9%)

≪牛乳等生産量の動向≫
●牛乳
依然として改善が見られず、引き続き前年を下回って推移する見込み。第3四半期は89万5000kl(97.0%)、第4四半期は84万5000kl(98.2%)、年度計で357万6000kl(97.2%)と予測される。
●加工乳・成分調整牛乳、乳飲料
加工乳は前年を大きく下回っているものの、成分調整牛乳と乳飲料は好調な伸びを示して庵、全体しては前年を上回って推移。第3四半期は43万3000kl(102.4%)、第4四半期は40万2000kl(102.9%)、年度計で176万5000kl(103.4%)と予測される。
●はっ酵乳
堅調に推移。第3四半期は20万4000kl(100.4%)、第4四半期は21万1000kl(101.6%)、年度計で85万2000kl(100.3%)と予測される。

 生乳供給量(第3四半期=99.5%、第4四半期=101.2%)に対して、牛乳等向け処理量の減少幅(第3四半期97.3%、第4四半期=99.1%)が大きくなると予測されることから、乳製品向け処理量は増加すると見込まれる。ただし、生クリーム等向けやチーズ向け需要が増加基調にあることと、1月から一部チーズ工場が本格稼働することなどから、特定乳製品向け(脱脂粉乳、バター向け)は限度数量の198万tを下回る見込みだ。
 さらに、脱脂粉乳の19年度期末在庫は、特定乳製品向け処理量が減ることと、現状の消費動向を踏まえると、4万6100tになり、前年度より2万2300t削減されると予測される(在庫対策分2万6000tを加味)。

20年度は減産回避

2007/12/20 木曜日

Filed under: — maetomo @ 10:21:11 業界情報

 (社)中央酪農会議は12月19日に理事会を開き、平成20年度の計画生産対策の基本方針を決定した。
 理事会の決定によれば、20年度の計画生産目標数量は、北海道103%、都府県100%(対19年度計画数量比)となり、減産は回避されることになる。
 19年度は一部の指定団体を除き、生乳生産量が目標数量に対して未達となることが見込まれることから、多くの指定団体で実質増産になる見込みだ。指定団体ごとの目標数量は、2月7日に決定する予定。
 (社)中央酪農会議は今回の決定について、「計画生産の基本は需要に応じた生乳生産。まだJ-milkの予測は出ていないが、今の感触では、今回決定した基本方針の数量で、予測需要量を満たせると踏んだ。ただ、飼料価格の高騰や2年連続の減産で生産意欲が衰退していることは事実で、少なくとも減産イメージを払しょくして意欲を戻していただくために、今回は早め早めに協議を進めてきた」と話す。

秋の増刊号フェア 終了迫る! 20日まで!

2007/12/19 水曜日

Filed under: — djueda @ 0:00:40 キャンペーン

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「第13回全日本ホルスタイン共進会北海道実行委員会」が設立

2007/12/18 火曜日

Filed under: — djito @ 16:06:01 業界情報, 共進会

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平成22(2010)年10月8~11日に北海道胆振管内安平町の北海道ホルスタイン共進会場で開催される「第13回全日本ホルスタイン共進会」のための実行委員会設立総会が12月18日、札幌市内のホテルで行われた。

この日は「第13回全日本ホルスタイン共進会北海道実行委員会」の設立、規約、役員および幹事の選任、開催方針、平成19年度の事業計画の収支予算などが決定された。

同実行委員会は下記の34団体で構成され、会長は高橋はるみ北海道知事、副会長および監事、また幹事会役員は下記のとおり。開催までに5回の実行委員会の開催、随時の幹事会が予定されている。

北海道での全日本ホルスタイン共進会開催は初めてのこと。今まで回数を重ねるごとに、地元開催団体にとっては運営経費の負担が大きく(岡山大会、栃木大会では6億円以上)、開催のあり方が再考されていた。北海道大会では常設の共進会場があることからも、2億円の予算での開催を目指している。

《実行委員会構成団体》順不同
北海道、安平町、北海道農業協同組合中央会、ホクレン農業協同組合連合会、北海道信用農業協同組合連合会、北海道厚生農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会北海道本部、北海道農業共済組合連合会、(財)北海道農業開発公社、(社)北海道酪農畜産協会、(社)北海道酪農検定検査協会、(社)北海道酪農協会、北海道牛乳普及協会、(社)北海道乳業協会、(社)ジェネティクス北海道、(社)北海道家畜人工授精師協会、(社)北海道獣医師会、(社)北海道家畜畜産物衛生指導協会、日本ミルクコミュニティ㈱、全国酪農業協同組合連合会札幌支所、雪印乳業㈱、明治乳業㈱北海道酪農事務所、タカナシ乳業㈱、よつ葉乳業㈱、サツラク農業協同組合、上川生産農業協同組合連合会、日高生産農業協同組合連合会、十勝農業協同組合連合会、釧路農業協同組合連合会、根室生産農業協同組合連合会、(社)家畜改良事業団十勝種雄牛センター、㈱十勝家畜人工授精所、(学)酪農学園、北海道ホルスタイン農業協同組合

《実行委員会役員》敬称略
会長=高橋はるみ(北海道知事)
副会長=瀧孝(安平町長)、宮田勇(北海道農業協同組合中央会会長)、矢野征男(ホクレン農業協同組合連合会代表理事会長)、北良治(北海道ホルスタイン農業協同組合代表理事組合長)
監事=枳穀勝久((社)北海道酪農畜産協会会長)、伊藤政光((社)ジェネティクス北海道副理事長)、飛田稔章((社)北海道酪農検定検査協会会長)

《幹事会役員》敬称略
幹事長=西山泰正(北海道農政部長)
幹事=幅田和夫(安平町副町長)、西埜裕司(北海道農業協同組合中央会参事)、松尾誠之(ホクレン農業協同組合連合会参事)、安東正史((社)北海道酪農畜産協会専務理事)、那須貞友((社)ジェネティクス北海道専務理事)、伊藤満((社)北海道酪農検定検査協会専務理事)、桑元忠彦(北海道ホルスタイン農業協同組合専務理事)

新谷医師の著述に「科学的根拠なし」~牛乳乳製品健康科学会議が会見~

Filed under: — maetomo @ 15:59:13 業界情報

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牛乳乳製品健康科学会議は12月18日、都内で会見を開いた。同会議は、今年3月28日に「病気にならない生き方」著者で米国在住の新谷弘実医師に向けて、同著の牛乳批判論に対する公開質問状を発出。新谷医師側も10月3日に、同会議宛てに回答書を送付していた。今回の記者会見は、その回答書に対する同会議の見解を示したもの。

 会見で、同会議会長・折茂肇医師は、「新谷医師の著書によって、消費者は明らかに混乱した。こうした状況のなかで、われわれは牛乳乳製品に関する正しい情報、つまり科学的に裏付けられた情報を提供することが必要だと考え、同著の科学的根拠についてきちんと検証するために、疑問点や不明点について新谷医師に直接問うことにした」と公開質問状発出への経緯を話した。

 続けて、新谷医師からの回答書に対して、「回答書で言及・列挙されている論文やデータすべてについて改めて検証を行ったが、その結果、同著の牛乳乳製品に関する主張については、科学的根拠がまったくないという結論に達した」との見解を示した。さらに折茂会長は、「新谷医師の主張は、内外の研究論文・臨床データの中から、『牛乳は体に良くない』という結論を導くために都合の良い部分だけを引用することで成り立っている」と厳しく批判した。

 その一例として、新谷医師の「牛乳を飲むと骨粗鬆症になる」とう記述に対し、「WHOの言う“カルシウムパラドックス”は、カルシウム摂取量の多い国で骨折が多い現象のことだが、牛乳の多飲が骨折の原因だと述べていない」と反論。さらに、「骨折はカルシウムだけで論じるべきではない。人種差(身長差など)や日照条件、ビタミンDやKの摂取などを含め複合的に語るべきだ。日本人が欧米人に比べて骨折が少ないのは、身長差による大腿骨長の短さや、日本型の畳生活が関係していると考えられる」「『牛乳を飲む人の骨折率が、飲まない人の1.45倍である』とのハーバード大学の研究論文(新谷医師の著書中の引用文献)は、研究者自身が『データには統計学的に有意差がなく、牛乳を飲む人と飲まない人の骨折率には差がない』と結論付けている」などと説明した。

※公開質問状と回答書、牛乳乳製品健康科学会議の見解の詳細・全文は、(社)日本酪農乳業協会のホームページを参照ください。

ワクチンメーカーが作る混合飼料

2007/12/14 金曜日

Filed under: — djueda @ 15:03:26 新商品

フィードメライン-MI
日生研㈱

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日生研㈱は、11月5日に混合飼料(A飼料)3種(豚用2種、牛用1種)を新発売した。
 パイナップルからもらった大地の恵みブロメラインを含有するエキスが主成分のフィードメライン-MIはその他の成分もワクチンメーカーならではの厳しい規格管理で製造した、安心・信頼の混合飼料です。
 期待される効果には次のようなものがあります。1.腸内細菌叢の清浄化。2.乳質の改善。3.糞便の性状の改善。4.順調な産乳の促進。5.飼料の有効利用。
 ブロメラインの作用及び既に試験的にご使用いただいた成績などの情報につきまして、是非、お問い合わせください。
【問い合わせ】
日生研㈱ 営業部
TEL:0428-33-1009
FAX:0428-33-6696
http://www.jp-nisseiken.com/

機能性飼料(畜水産用プレミックス)製造・販売事業に進出《伊藤忠商事㈱》

2007/12/13 木曜日

Filed under: — djueda @ 13:00:16 業界情報

 伊藤忠商事㈱は、世界的な化学品メーカーであるBASF社(ドイツ)の日本法人であるBASFジャパン㈱が保有する畜水産用プレミックス製造・販売事業を買収することで合意した。
 伊藤忠商事㈱はここ数年、植物抽出物、プロバイオティクス、酵母類等、天然由来の機能性飼料の取り扱いを推進してきた。今回、BASFジャパン社の畜水産用プレミックス製造・販売事業を継承する新会社を100%出資の子会社として新設し、当社の機能性飼料分野における中核事業会社として育成、強化する。
 買収後は新規製品開発力の強化および技術営業人員の増強により、農家や飼料メーカーのニーズに機動的に対応できる体制をさらに充実させ、設立後3年目に売上高約40億炎を目指すとしている。
 また、人口増加の著しい新興国など海外においては、飼料原料の需要の伸びとともに、飼料原料高騰の環境下では飼料の利用効率や動物の生産性を高める各種機能性飼料の伸びも大いに期待されており、将来的には海外市場への参画も視野に入れている。

【新会社予定概要】
設立予定:2008年1月(BASFジャパン社からの事業移管は2008年3月末をめどに予定)
本社所在地:東京都港区
製造拠点:茨城県神栖市
製造品目:畜水産用プレミックス他
《問い合わせ》
伊藤忠商事㈱ 飼料・穀物部 TEL 03-3497-6147

もうすぐ実用化か 「乳頭清拭装置」

2007/12/11 火曜日

Filed under: — djito @ 9:43:14 業界情報

(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)は平成15年度より「乳頭清拭装置」の研究開発をオリオン機械㈱と共同で進めてきたが、現在は北海道立根釧農業試験場(根釧農試)や一般牧場での試験利用も行われ、来年度(平成20年度)中には実用化される模様だ。

この「乳頭清拭装置」は、モーターにより正逆転する根元・側面ブラシならびに先端ブラシと、挿入口に洗浄水噴射ノズルを有する円筒形の清拭カップ、洗浄水ポンプ、吸引ファン付き汚水回収ケースおよび制御部(バッテリー駆動)により構成されていて、乳頭を1本ずつ洗浄清拭できるもの。本装置を用いれば、従来に比べて楽に、誰でも、除菌効果の高い、安定した乳頭清拭作業ができる。

本装置は1頭に30秒程度の作用で、変法ミネソタ法(根釧農試で行っている乳頭清拭方法)と同等以上の除菌効果があり、乳頭刺激は適切で、乳頭・乳房の張りも良いことが既に確認されている。

【問い合わせ先】
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター
さいたま市北区日進町1-40-2
TEL 048-654-7000

ビオチンを3倍増量した牛用混合飼料

Filed under: — djueda @ 9:27:53 新商品

footbio3
 牛用混合飼料    
フットビオP3

12月14日に発売した「フットビオP3」は、既存品「フットビオP」のビオチン含有量を3倍に強化した製品。ビオチンは、アミノ酸や脂肪酸の代謝の他、皮膚や神経、甲状腺などの維持に必須のビタミンです。牛の蹄は、皮膚の細胞が角質化して作られているが、ビオチンはその角質化に補酵素として関与している。※平成20年1月発売に変更になりました。

特長
● 従来のフットビオPに比べて3倍量のビオチンを配合している。
● 吸収性に優れたペプチドミネラルを配合している。
● 自由舐食なので、省力的かつ継続的な給与が行える。
● ルーメンの恒常性維持のため、重曹を配合している。

規格: 20㎏、5㎏×4
発売日:平成20年1月
輸入発売元:日本全薬工業(株)
【問い合わせ】
日本全薬工業(株)PA事業部:TEL024-945-2319(ダイヤルイン)

畜産経営経済研究会 2007年現地検討会「湘南ぴゅあ」、「長谷川牧場(「俺たちの牛乳」)」

2007/12/9 日曜日

Filed under: — djueda @ 9:21:18 セミナー開催案内

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畜産経営経済研究会は12月8日、「㈱湘南ぴゅあ(肉豚の生産・加工事業)」、「㈲長谷川牧場(神奈川発「俺たちの牛乳」:日本ミルクコミュニティの地域限定牛乳)」の現地を視察し、検討会を開催した。
                             *
 ㈱湘南ぴゅあ(代表者・音成洋司氏)は、神奈川県平塚市にあり、30年前から化学合成の食品添加物を使用しないハム、ソーセージの製造を開始した。音成氏その開発段階の苦労や研究成果を説明した。「食の安心・安全というコンセプトは、製造を開始した30年前には差別化の対象であったが、現在は当たり前のことになっている。“本物”は安くできないのだが、現在価格競争に巻き込まれてしまっている」と苦労を語った。またこだわりの食品残さを発酵させた飼料を100%給与している。この飼料は、湘南ぴゅあと日本大学・阿部亮元教授(Dr.阿部の栄養セミナー乳牛の栄養飼料の基礎固め筆者)の産学チームを作り、肉質の向上や、飼料における微量要素に関する重要性を学術的に研究し、現在では全国の生産現場で利用されている。
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 ㈲長谷川牧場(長谷川行夫氏)は神奈川県藤沢市にあり、『神奈川発「俺たちの牛乳」:日本ミルクコミュニティの地域限定牛乳』の販売に大きくかかわった。俺たちの牛乳は、神奈川県の酪青研のメンバーの中から乳質が良く、共進会で上位入賞する農家14戸から集乳して製造されている。
 検討会では、当牛乳を作るきっかけやその後の取り組みなどについて、参加メンバーである篠崎氏、伊藤氏、片倉氏にも加わっていただき話をうかがった。参加メンバーからは「店頭での試飲キャンペーンに参加した際、試飲はしてくれるのだが、品物を手に取ってくれずむずかしさを感じるときもあります。いままで消費者の目を気にしていませんでしたが、この牛乳のおかげで意識するようになりました」「パッケージに顔が出ているので、近隣の小・中学生が訪問した際、この牧場で生産された牛乳はこの牛乳になっているんだよと説明でき、納得してもらえます」「購入してくれる人は子どもが小学校に入学前、年齢層が高い家庭であり、固定客です」とのこと。
 最後に「今後は、日本ミルクコミュニティ・海老名工場見学後、哺乳体験を行えるようにしたり、積極的に消費者へアピールして行きたいです」と抱負を語ってくれた。パッケージデザインの第3弾も企画中とのこと。

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