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《2007年11月01日》

雪印乳業のチーズ戦略が本格始動
〜「なかしべつ工場」竣工披露〜

●1日に70tのチーズを製造できる最新鋭設備
 雪印乳業梶uなかしべつ工場」の竣工披露式が10月31日、北海道根室管内の中標津町で盛大に行われた。
 同社は平成17年に策定した中長期計画のなかで「ナチュラルチーズへの重点投資」と「業務用チーズの売上拡大」を重点施策としており、平成18年にその一環として大樹工場の製造ラインの増強と中標津工場敷地内に新工場を建設することを発表していたが、このたびその新工場が竣工の運びとなったもの。総工費は約100億円。
 同工場の生産規模は、生乳処理量で年間最大25万t以上(チーズ生産量2万5000t以上)。1日に最大70tのチーズを製造できる最新鋭設備を備えている。そして高度な衛生環境はもちろん、ターボ冷凍機と蓄熱装置の導入でCO2を年間350t削減するという地球環境対策にも配慮されている。
 同工場は中標津町と標津町で生産された生乳を受け入れ、スターターや製造条件の異なる9種類のゴーダチーズとチェダーズ、そしてホエー粉を製造する。そのナチュラルチーズは主にプロセスチーズ原料用。

●気になるチーズ乳価は…
 高野瀬忠明代表取締役社長は竣工披露式後の記者会見で、飼料価格高騰により生乳生産コストが上昇しているなかでの今後のチーズ向け乳価に対しては、「酪農基盤がなければ成り立っていかないので、それが安定的に成長していくことが大事だ。そのことを十分に理解して協議していかなければならないと思っている。また、チーズ工場にどれだけ仕向けられるかという量の問題もポイントになる」と述べた。


同工場は平仮名で「なかしべつ工場」と表記される。これは社内公募により選ばれたもので、この新工場が地球に優しく、地域社会から愛される工場を目指し、地元の人たちと共に歩んでいきたいという思いが込められている

「酪農基盤がなければ成り立っていかないので、それが安定的に成長していくことが大事だ」と述べる高野瀬忠明代表取締役社長

1個20kgのブロック状に成形されたナチュラルチーズは、真空包装、
金属探知機による検査などの工程を経て、おいしさを増すために、
30℃から10℃まで24時間でゆっくり、やさしく冷却される


【生乳需要の拡大のためにできること】
プラスワン牛乳運動