公開質問は、著書中の以下の八つの記述に対して、その科学的根拠を求めたもの。
@牛乳の脂肪は「錆びた脂」とも言える
Aカルシウムを摂るために飲んだ牛乳は、かえって体内のカルシウム量を減らす
B牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる
C世界4大酪農国で、股関節骨折と骨粗鬆症が多いのは、牛乳をたくさん飲んでいるため
D牛乳ほど消化の悪い食べ物はない(カゼインの消化性)
Eアトピーや花粉症の患者が急増した原因は、学校給食の牛乳にある
F市販の牛乳を子牛に飲ませると、その子牛は4〜5日で死んでしまう
Gヨーグルトの乳酸菌は胃に入った時点でほとんどが胃酸で殺される
今回の質問状の送付に関して、事務局である(社)日本酪農乳業協会(J-milk)・本田浩次会長は、「この著書によってどれだけの経済的損失があったのか、正確な数字は把握できない。しかし、J-milkが行った消費動向調査で“牛乳をまったく飲まない”層が増えていることや、追調査によって“牛乳を飲まなくなった”理由に『牛乳が健康に悪いとの情報を得たから』があがっていることもわかっている。これまで業界は、こうしたバッシングには関わらないスタンスを取ってきたが、今回のケースは消費に影響していると考えられることから無視できるものではない。医師として、科学者として自身の記述の根拠を示してほしい」などと話している。
なお送付した質問状は、昨年10月に同会議を設立してから5カ月の時間を費やし、慎重に質問内容と会議としての見解をまとめて作成された。質問状に記された4月30日の期日までに、新谷医師が質問に答えるのか、その動向が注目される。