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《2006年11月29日》

“日本産”牛乳乳製品の輸出に向けて
「牛乳・乳製品輸出の未来を語る会」開催

 (社)日本酪農乳業協会(J-milk)は11月28日、日本の牛乳・乳製品の輸出をにらんで「牛乳・乳製品輸出の未来を語る会」を開催した。
 本会に出席した松岡利勝農林水産大臣は、「長年日本の農業を海外の農産物から守ることに力を注いできたが、少子化などの影響で一番の消費者である日本人の胃袋が減少している。また多様化する飲料市場において、日本人の需要だけを当てにする消費拡大策は困難だ。新たな需要先を発掘するためには海外に目を向けることが必要だ。すでに明治乳業渇諠`ルドでの輸出を実現した。1年間の試験販売であるが、その間に大きな成果が得られることに期待したい。そして今日のこの日を牛乳・乳製品の海外輸出への出発点としたい」と挨拶した。
 また、本会には安倍晋三内閣総理大臣からの「オセアニア地域や、ヨーロッパなどが世界市場にひしめくなか、果敢にも日本産の牛乳などの輸出にチャレンジされている方々がおられることを知り、心強く感じている。本日のように酪農乳業関係者が一体となって輸出に取り組もうとされていることに、力強い日本の未来への胎動が始まった思いがする」というメッセージも寄せられた。

「新たな需要を発掘するためには海外に目を向けることが必要」と語る松岡利勝農林水産大臣

輸出へ向けた実質的な取り組みおよび輸出の現状

明治乳業鰍ヘ、「近年の中国経済の成長が著しく、とくに経済の中心である上海は欧米各国からの進出により食の市場も大きく変わりつつあり、ヨーグルトや牛乳製品の需要があるのではないかと考えられる」と判断し、現地におけるチルド流通の品質管理の実態や商品の価格受容性などを検証するため、11月22日より、上海においてヨーグルト・牛乳のテストマーケティングを開始した。
 今回は、上海市内12店舗で「明治牛乳(1000ml、500ml)」「明治ブルガリアヨーグルトLB81(500g)」などを販売する。店頭価格は各商品の日本における希望小売価格の2〜2.5倍程度を設定した(チルド流通・牛乳は1000ml≒570円)。マーケティングは、本年11月〜来年12月までを予定しており、日系スーパー、外資系・中華系のスーパーセンターで行う。
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 また、ホクレンは「北海道特選3.6牛乳」(くみあい乳業梶jを平成8年から香港に向けて輸出し、平成17年には台湾向け輸出も開始した。今後も拡大を図る計画であり、本年度は台湾のコンビニエンスストアへの試験販売も行う予定だ。
 九州乳業鰍ナも、平成16年から「くじゅう高原牛乳」を香港へ月1万2000本ペースで輸出している。日系百貨店では1本400円弱で販売されており、昨年には台湾へ、さらに今年8月からは上海へ向けた輸出にも取り組んでいる。
 また、らくのうマザーズ(熊本県酪連)は「大阿蘇牛乳」を香港へ輸出すべく、輸出申請中であり同時に、中国への輸出についても研究中である。

《牛乳乳製品輸出促進検討委員会》
 牛乳乳製品輸出促進検討委員会は、6月に牛乳乳製品の輸出に向けた課題の整理や対応方向の検討に、酪農乳業関係者が一体となって取り組むために設立された。
 取り組み内容は、中国・台湾その他東南アジア地域を対象とした輸出の検討、北京と大連で市場調査を行い、今後も上海・北京・台北で詳細な調査を実施する予定だ。また、ロングライフ牛乳(LL牛乳)の輸出については、オーストラリアなど他の輸出国の製品賞味期限(9カ月程度が多い)と比較して、国産の賞味期限が2カ月程度と短いため、賞味期限延長のための実証試験に向けた準備もしている。


【関連】
(社)日本酪農乳業協会:www.j-milk.jp
(社)中央酪農会議:www.dairy.co.jp
明治乳業梶Fwww.meinyu.co.jp


【生乳需要の拡大のためにできること】
プラスワン牛乳運動