《2006年8月22日号》

■あなたの経営は他の経営とどう違う?              平成17年度酪農全国基礎調査より

 (社)中央酪農会議は、平成17年度「酪農全国基礎調査」の結果を発表した。17年度は地域固有の問題にも目を向けた指定団体独自の質問項目も付け加えられた。平成17年度の調査では、1万8630の有効回収調査票数(対象:2万4948)で、有効回答率は74.7%だった。

全国1万8630の酪農経営の現状

 本調査から導かれた全国の酪農経営の平均は、全飼養頭数は62.7頭、経産牛は40.9頭、出荷乳量は315.7t、経産牛1頭当たり乳量は7421.5kgとなっている。また、平均体細胞数が26.1万個/ml。平均産次数は4.2産。
 飼養形態においては、つなぎ飼いが86.2%、フリーストール(FS)が9.1%、フリーバーン(FB)が3.5%だったが、経産牛飼養頭数75頭以上の階層からはFS・FBが半数を占めた。また、搾乳方法についてはパイプラインが72.7%を占め、バケットは15.1%、ミルキングパーラーは11.1%、ロボット搾乳は0.5%だった。経産牛飼養頭数別に見ると、規模拡大に伴いパイプライン→パーラーと移行していく傾向が見られた。

乳用種産子率は56.5%

 乳用種産子率は、60〜80%未満が24.8%で、平均は56.5%だった。北海道では、80%以上が57.2%と大半を占め平均は80.2%。都府県では80%以上が15.5%で、平均は48.2%と北海道との差が大きい。
 また経産牛飼養規模別では、規模が大きいほど乳用種産子率は上昇しているが、都府県は150頭以上の階層では減少していた。

33.8%が需要期に増産目指す

 全国で33.8%が需要期の増産に取り組んでいる。一方、取り組まない理由として、55.0%が技術的に困難と答えている。また、9.1%は季節別乳価に魅力を感じていないと答えた。

牛乳乳製品の消費量ゼロが4.9%?!

 今回は指定団体独自の質問項目が設けられ、興味深い調査結果があった。
 関東生乳販連では、「1日に消費する牛乳乳製品の量」について質問している。飲用乳消費拡大のために、酪農家自ら牛乳乳製品の良さを伝えていこうと取り組みがなされているが、家族一人当たり1日平均の牛乳乳製品の消費量0ml(消費しない)が4.9%にのぼった。200ml以上が45.4%ではあるが、消費しないという酪農家が4.9%もいたことは残念である。
詳しくは(社)中央酪農会議のホームページに掲載予定(http://www.dairy.co.jp)。