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【Dairy Japan 12月号】
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Dairy Japan Notes(でーりぃ・じゃぱん・のーと) 12月号
今のうちに飼養環境や牛舎施設の見直しを

フリーストール牛舎導入が足踏み状態に

  北海道農政部畜産振興課がまとめた『新搾乳システムの普及状況について』によると、道内搾乳農家数7909戸のうち、フリーストール牛舎を導入している酪農家は2月1日現在で1458戸(18.4%)、ミルキングパーラーを導入している酪農家は1339戸(16.9%)だった。
 フリーストール牛舎導入の推移は、平成16年までは1年間に平均約80戸の伸びを示していたが、16年以降は鈍化し、16〜17年は+45戸、17〜18年は+4戸となっている(表1)。
 ミルキングパーラー導入の推移は、フリーストール牛舎と同様に16年以降は伸びは鈍化し、16〜17年は+47戸、17〜18年は10戸となっている。
 ちなみにミルキングパーラーの型式別導入戸数は、ヘリンボーン型が最も多く(37.7%)、次いでヘリンボーン型(21.0%)、アブレスト型(20.9%)となっている(表2)。ロータリー型は49戸、搾乳ロボットは95戸(前年比+12戸)導入されている。
 フリーストール・ミルキングパーラー導入戸数の伸びの鈍化は、減産という生産調整が影響していることが容易に想像される。脱脂粉乳の在庫問題が浮上し、「そのうち厳しい生産調整になりかねない」とささやかれてきた時期と動きが一致しているからだ。

コストダウン、乳質向上につなげていかなければ

 ただし、そうした状況下にあって、繋ぎ牛舎の新・改築は散見され、また改造などは盛んに行われている。近年は繋ぎ牛舎にも、牛たちの自由度を高める技術、快適な牛舎環境、相当の省力と生産効率を高めるシステムが普及している。こうした取り組みは、減産といえども、カウコンフォートを向上させる努力を怠ってはならないという表れでもあろう。
 また、すでにフリーストールを導入している農場においても、飼養密度の緩和、群分けの見直しなどにより、カウコンフォートの向上、生産効率のアップなどが図られて、その効果により、頭数を減らした割に出荷乳量は減らないという声をよく耳にする 。

カウコンフォートが向上する時期でもある

  わが国が減産という生産調整を行っていようがいまいが、国際化の波はいつ押し寄せてくるともかぎらない。それを予期したうえでコストダウン、そして生産性の向上を図っていかなければならない。
 ならば今回の減産計画を機会に、今までの飼養環境、牛舎施設を見直し、さらにカウコンフォートの改善が図られることを期待したい。それらがさらなるコストダウン、乳質向上につながることは間違いない。



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