兵庫県の花房さんは、乾乳牛舎の出入り口ドア(仕切り柵)をロック式にしているが、2本の管をロック部分にしているのがミソ。ドアを開けるときには、ロックしている管を上げてやればドアが開く。ドアを閉めるときには、管が押し上げられて自然にロックされる。
北海道胆振管内C牧場は、建設現場で使う足場パイプと板を利用して“エサ押し機”を作った。しかも左右に板を付けてあるので、トラクターの向きを変えずに、左右双方の飼槽のエサを押すことができる。
兵庫県のMさんは、建築現場で使う足場用のパイプ(中古)を利用して、低コストの育成・乾乳舎を建て増ししている。「こうした畜舎は、その気になれば誰でも簡単に作れますよ」とMさん。
兵庫県の花房さんは、洗剤等を使用した後、コックに小さな容器をぶら下げて、液がコックから垂れるのを防止している。小さな気づかいだが、花房さんの衛生管理の意識を感じる。
連鳥取県のN農場では、TMR飼料を製造する際の水の計量に、水道の蛇口に簡単に付けることができるダイヤル式水量計を利用しています。 この水量計はホームセンターなどで3000円程度で販売されており、お風呂などでお湯を自動停止させるために使われているものを利用したものです。これは水道の蛇口に取り付けるだけ。簡単にセットでき、乾草などを準備している間に、水を正確に自動で計量できるので、とても重宝しています。 (編集部より:この知恵&工夫は、筆者である鳥取農業改良普及所・澤田寿和氏よりお寄せいただきまた。ありがとうございました)
フリーバーン牛舎を新築した広島県の田川牧場は、換気扇を横抜きにした換気対策を採っている。また、水槽は連続水槽を採用している。「長い牛舎の縦抜き換気より、外の新鮮な空気を横抜きにしたほうが、舎内の換気が良好に保てると思った。水槽は、何カ所に設置するよりも、連続水槽一本のほうが経費的に安かった」と田川さん。
牛舎の増築を重ねて規模拡大した田川牧場は井戸水を浄化して給水しているが、配水管を用途ごとに細分化している。すなわち、群管理をしているので群ごとに、また家庭用に、と細かく配管給水している。また、育成牛用の配管には、添加剤などを投入できる装置も付けている。「凍結や何かの事故で配管が使えなくなったとき、給水配管が1本だと大ごとになる。用途ごとに配管をしておけば、万が一の事故でも対応できる」と言う。
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