| これから記帳・記録の状況がチェックされる
今一度『ポジティブリスト制度』とその対応をまとめておきたい。そのポイントは以下である。
● 『ポジティブリスト制度』とは食品衛生法に基づき、国内に流通する食品に残留する農薬・動物用医薬品・飼料添加物(=以下「農薬等」という)について残留基準を設定し、これが定められていない農薬等が一定以上含まれる食品の流通を原則として禁止する制度であり、今年の5月29日に導入された。
●それと同時に農薬等に関連する法律が改正された。
●なかでも動物医薬品の使用基準や休薬期間の変更は、酪農現場に直接関わってくる(詳しくは農水省動物医薬品検査所:www.nval.go.jp)。
● 酪農乳業においては、全国すべての生乳生産現場での農薬等の記録とその保管を実施することとした。
● そのために中央酪農会議は『生乳生産管理マニュアル』『生乳生産管理チェックシート』を作成し、全国の酪農家にその普及を図ることとした(詳しくは中央酪農会議:http://www.dairy.co.jp)。
● 生産現場の取り組みを指導支援・推進・検証するために、指定団体が主体となる『生乳の安全・安心の確保のための地域協議会』、全国レベルでは『生乳の安全・安心の確保のための全国協議会』が設立された。
● その全国協議会は、現場で農薬等の記帳・記録を適切に実施しているかどうかを検証する指導者用の『検証用マニュアル』を策定した(詳しくは中央酪農会議、Dairy
Japan別冊『牛乳生活情報』Vol. 47)。
● 実際の検証作業は、各指定団体や農協が地域の実情などに即して方法や時期等を決めて、これから実施する。検証3回目でも酪農家の取り組みが不十分な場合は、農協や指定団体は受乳を留保する場合もある。
● 農薬等は適正に使用すれば牛乳・乳製品・畜産物にすることはない。
|