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【Dairy Japan 6月号】
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Dairy Japan Notes(でーりぃ・じゃぱん・のーと) 6月号
『変えていけるか』『それについていけるか』の岐路にある

やはり飲用牛乳の消費量の落ち込みが…

 計画生産を減産型にせざるを得なくした平成17年度の生乳需給状況を示す統計が出揃った。
 農水省の牛乳乳製品統計は表1のとおりで、全国の生乳生産量は829万1534tで前年比100.1%、牛乳等向け処理量は473万7729tで前年比96.6%となっている。そしてそのあおりで、乳製品向け処理量は前年比105.2%の347万2058tとなっている。
 (社) 中央酪農会議がまとめた販売乳量および用途別販売実績は表2・3のとおりで、やはり飲用牛乳の消費量の落ち込みが際立っている。

伸び率が目覚しい、はっ酵乳、生クリーム、チーズ

  需要量が低迷しているなかでも、大きく伸びている部門もある。はっ酵乳、生クリーム、チーズだ。
 (社)中央酪農会議まとめの用途別販売実績によれば、はっ酵乳は前年比104.0%、生クリーム等は同106.8%、チーズは106.7%と目覚しい。総販売量に対する割合はそれぞれ、5.3%、11.2%、4.2%であり、それらの量を合計すると21%を占めるまでになっている。

日本の酪農乳業は大きな転換期にある

  販売が落ち込んだ部分は巻き返し、伸びてきている部分はさらに伸ばし、そしてそれに合わせた生産をしていくという原則は、いつの場合も変わらない。しかし年々、わが国の消費者人口(減少)、消費者年齢構成(少子高齢)、世帯構成(独身、単身赴任)、消費場面(外食増加)、価値観(他の健康食品の台頭)、志向(多様)などは大きく変化している。そのうえ、WTO農業交渉の結果によっては、相当厳しい国際競争に追い込まれようとしている。
われわれ日本の酪農乳業は未経験の需給環境の時代に突入し、今、大きな転換期にある。過去に通用した戦術がこれからは通用しない。そのことを、この産業に携わる全員が強く認識する必要があろう。
需要が変われば生産も変わる

  マーケットを広げるにはどうすればよいのか、輸入品を国産品にもっと置き換えていくためにはどうすればよいのか、そのための生産コストはどうなるのか、そのとき持続的な所得が確保できる生産規模はどのくらいになるのか、さらに生産効率を上げていくときネックとなるものは…。
需要が変われば生産も変わる。産業の発展に向けて、変えていけるか、そしてそれについていけるか――それが今、問われている。変えなければ産業の縮小、衰退となり、ついていかなければ生き残れない。生産者、乳業者、そしてそこに関わるすべての者は今、その岐路に立たされている。
《more information》
農林水産省「乳牛乳製品統計」 http://www.maff.go.jp/www/info/bun06.html
(社)中央酪農会議 : http://www.dairy.co.jp/
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